北大路魯山人との逸話



画家でもあり、陶芸家でもあり、美食家でもあり、書家でもある
北大路魯山人は、当家の18代目当主と親交があり、
しばしば当家を訪れた。
そんな中で、こんな逸話がある。
左:18代目当主 右:北大路魯山人 奥の間にて
▲左:18代目当主 右:北大路魯山人 奥の間にて
掛け軸
▲北大路魯山人による掛け軸
 

ある日のこと、厨房をのぞいた魯山人が、
息子の19代目当主が焚いている“ごりの飴焚き”をつまんで、 「これは甘すぎや」と言ったことに対し、
19代目は、「甘ない。これが、平八の味や。」と言い切った。

当時、美食家として有名になっていた料理人として
大先輩の魯山人に、それだけのことが言えたのは、
それが、うちの味だと確信していたからなのだろう。

18代目当主の還暦の祝いに、魯山人が持ってきてくれたのは、一筆の書だった。
“とろろやの主ねばって六十年平八繁昌子孫萬采”の書は、 今も宝として大切に残しております。

四百年の歴史